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ブログ2025.11.05
ブレイシーズが全てを解決します。
【Tailor Fukuoka -テーラーフクオカ- 銀座 Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ銀座店の木村です。
先日、読み終わった本をもう一度
読み始めました。
とても好きな内容なので
自分なりに理解して納得出来るまで
読もうと思います。
さて、本日はこちらの紹介。
皆様、ブレイシーズをしましょう。
以前にも同じような内容を書いた事がありますが
スーツスタイルには
ブレイシーズは必須と言っても過言ではありません。
スーツがカッコ悪く見える要素は
いくつかありますが
その一つにスラックスを
ウエストの下で履くというものがあります。
この履き方をしてしまうと
スラックスがお腹の肉によって
どうしても上から押し付けられる形になり
スラックスに不必要なシワが出てしまいます。
更に、パンツウエストに
お腹の肉が乗る事で
余計にウエストのたるみが
強調されて
また、スラックスを下で履くと
必然的にスラックスの
長さは短くなってしまいます。
このようにスラックスを下で履くことによる
デメリットは数多く存在します。
ですが、ウエストが大きい場合ですと
ベルトで固定しようとしても
どうしても下がってきやすく
仕方なくウエストの下で履く場合が多いです。
そんな時、ブレイシーズがあれば
全てが解決します。
元々、スーツにはブレイシーズを
合わせるのが正式な着方でしたが
戦時中から戦後の物資不足の中で
段々とベストを着用しないツーピーススタイルが
広まっていきその過程で
露わになったブレイシーズも
徐々に省かれてしまったという経緯があります。
日本だと何となく
コメディちっくなイメージや
太ッている人が使うモノというイメージが
浸透しているように感じますが
元々、スーツを着る人は全員使っていた
アイテムなのです。
ブレイシーズを使えば
しっかりとヘソの辺りで
スラックスの高さを固定出来ますし
そうする事で足が長く見えて
スタイルもより良く見せる事が出来ます。
また、ブレイシーズで吊っていると
スラックスが落ちてくる事はありませんから
ウエストをタイトに作る必要もなくなり
ストレスの無いサイズで着用出来ます。
特にベストを着用する
スリーピーススタイルでは
前述の通りブレイシーズの
使用を前提としています。
故に、スリーピースで
ベルトをしてしまうとベストの
ベルト部分が膨らんでしまい
スーツ本来の美しい
シルエットが損なわれてしまいます。
ちなみに、ブレイシーズを使うと
タックも上に立ち上がるので
タックも綺麗に見えます。
とまあ、色々と書いているのですが
私が言いたいのは一つです。
ブレイシーズは全てを解決します。
ぜひスーツには
ブレイシーズを合わせましょう。
銀座店 木村








