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2022.03.13

股上と股下が変わると見た目は、こう変わる。

【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

 

皆様こんにちは。

テーラーフクオカ銀座店の木村です。

 

先日、夏のハットを購入しました。

黒のパナマハットが欲しかったのですが

意外と良いものがなくて

気に入ったものも私のサイズが

ありませんでしたので

キメの細かいシゾール製の

ボーラーハットにしました。

 

さて、本日はこちらのご紹介。

 

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いつだったか。

スーツのサイズについてのお話

させていただきましたが

その際に股上も股下も

長めに採った方がスタイルが

良く見えるとの説明をしました。

 

最近、ちょうど分かりやすい

サンプルが仕上がりましたので

今回はそちらのお話でございます。

 

上の写真は紺無地のスーツの方が

ベストの前丈を短く

股下を長く設計しています。

とは言っても若干ですが

それだけでも、見た目は結構違うと思います。

このように足の見える面積が広くなると

必然的にスタイルが良く見えるのです。

 

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そして、こちらは今期作った新作のスーツ

こちらは、分かりやすいと思います。

 

股下だけではなく股上を深くする事で

その分だけスラックスを上に

上げて履くことが出来るので

股下をより長くする事が出来ます。

さらに、股上を深く取るとその分だけ

ベストの丈も短くする事が

出来ますので足の見える面積が

広くなります。

こうなると印象は

ずいぶんと違うはずです。

 

クラシックなサイズのスーツは

男性の体をより綺麗に魅せれるように

設計されているものですので

それに沿ったサイジングにするだけで

これだけ見た目が変わります。

この見た目はタイトでショートな

サイジングでは中々、表現出来ない所です。

 

そして、こういうサイズのスーツは

着心地も変わります。

こちらは文章でお伝えは出来ないのですが

股上を深く、適度なゆとりをもった

スーツは座っても、動いても

ストレスを感じません。

 

スーツもファッションですので

時流や好みを全く考慮しないという

必要はないと思いますが

それは、あくまで基本を

踏まえたうえでの変化であった方が

よろしいのではないかと思っております。

 

 

銀座店 木村