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2024.01.07

自分と自信を持つことの大切さ。

【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

 

皆様こんにちは。

テーラーフクオカ銀座店の木村です。

 

さて、本日はこちらのご紹介。

 

クラシック,アメリカ,イギリス,英国,ヴィンテージ,1930,年代,1940,昔,

 

この仕事を続ける中で

思っている事があります。

 

それは「皆、自分を持っているのだろうか」

という疑問です。

 

私はクラシックなスタイルが好きです。

 

チャールズ,英国,イギリス,ダブル,クラシック,ピーク,衿,水平,ゴージ

 

クラシックは普遍であり

しっかりとしたクラシックを

知っていれば毎年の如く吹き荒れる

トレンドという名の

ハリケーンにも毅然とした態度で

パニックになり右往左往する事も

なければ頑固になってその場から

動かずにハリケーンに

飲まれてしまう事もないでしょう。

 

いつ如何なる時にでも

どっしりとした自分を持って

自らの意思でトレンドを引き入れたり

切り捨てる事も可能になります。

 

しかし、どうでしょうか。

 

昨今、トレンドに右往左往

してしまっている方が

多いのではないでしょうか。

 

10年程前はタイトで短めのスーツが流行り

この数年はワイドで長めのスーツが流行り

その度に、自身のスーツががらりと

変わってしまった方も

多いのではないでしょうか。

 

そういった方に伺いたいです。

 

「今の服を10年後も着ている自信がありますか」

 

もちろん、日々感性は変化していますので

最新の物が一番のお気に入りになる事は

あるでしょう。

 

しかし、本当に自分と自信を持って

洋服を揃えているのであれば

例え10年後だとしても

自宅のワードローブには

まだまだ、着たいと思えるような

一軍の洋服たちが

並んでいると思えるはずです。

 

実際に10年後

どうなっているか分かりません。

ですが、現時点でそう思えるだけの

気持ちがある事が大切なのです。

 

先程の例えで言いますと

もし仮に、現時点で状態が良くて

高級な生地で仕立てた

まだまだ着用できる

タイトで短いスーツがあったとして

それを着たいと思いますでしょうか。

 

、、、、トレンドに詳しい方ほど

このスーツを着る事はないでしょう。

 

決してクラシックが絶対正義でも

なければトレンドが絶対悪でもありません。

 

(私も昨今のトレンドは把握しますし

気に入るものがあれば取り入れます)

 

私が言いたいのは

時流や周りの存在の言葉

そういった物に囲まれても

自分の存在を確固たるものとして

確立している事が

大切なのではないかという事です。

 

トレンドの洋服でも良いのです

クラッシクな洋服でも良いのです

タイトで短いスーツでも

ワイドで長いスーツでも良いのです。

 

重要なのは

周りの装いが変わっても

キョロキョロする事無く

その洋服を着続ける自信があるか。

 

例え、100人に「その服はカッコよくないよ」

と言われても

その洋服を着続ける自信があると言えるか。

 

という事なのです。

 

以前にも書いたことがありますが

ファッションにおいて

大切なのは雰囲気であり

この雰囲気が出てくるのには

その洋服とそれを装う事に

対しての絶対の自信が必要です。

 

タイトで短いスーツを

「私はこれが好きだから」と

言って着ている方も

回りの人が皆、ワイドで長いスーツを

着始めたら、、、

 

周りの人、100人に

それはカッコよくないよと

言われ始めたら、、、

 

私の主観ではありますが

トレンドを意識し過ぎた

ファッションというのは

この自信が脆い事が多いように思います。

 

もう一度言います

決してクラシックが絶対正義でも

なければトレンドが絶対悪でもありません。

 

ただ、そこにしっかりとした

理解と自信を持つべきだと

私は思います。

 

 

 

銀座店 木村