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ブログ2025.11.03
ロマンと着こなし
【Tailor Fukuoka -テーラーフクオカ- 吉祥寺 Blog】
※サムネイル画像は本ブログ内容と
少しだけ関係あるのですが、オアシスが
最高だったので皆様に自慢したいだけでした!
皆さまこんにちは!
テーラーフクオカ吉祥寺店の斉藤です。
先に断りを入れさせていただきますと、
今回のブログは「テーラー」という観点でとらまえると
あまり褒められる内容ではなく、
一人の洋服好きの徒然なる戯言ですので
どうぞよしなにお付き合いくださいませ
(少々長めでございます)。
書き記しました通り、
私斉藤は洋服を選ぶ・着るに際して、
ムードやロマンを感じられるかどうかに
重きを置くことが多いです。
ブロードアロー・・・イカす・・・
そのため、洋服を購入する際に着心地の良さや
正しいサイズ感であるかどうかは
枠の外に置いていることもしばしば
(仕立て屋のスタッフとしては
いかがなものかと思いますが
洋服が好きな故のことなのでお許しください・・・)。
当然あまりにも身体に合っていないものは、
そもそも選択肢に入りませんが、
私の大好物である海外製の
ヴィンテージウェアに関しては、
日本人の体型に合わせて
作られているわけではないため、
身体にピッタリ合うことの方が少ないです。
英国の人が書く数字って
なんでこんなに粋に見えるんだろう・・・
しかしながらそのモノが持つムードやロマンが
自分の琴線に触れるのであれば、
たとえサイズが合わなかったとしても
ついつい手に入れてしまいます。
(むしろサイズが合わないことに
ロマンを感じるという病気です・・・)
それを仮に「ロマン服」と名付けるとして、
そのロマン服をどのようにして着こなすか、
果たして本当に着こなせるのか、
そのチャレンジが毎度楽しくて
お買い物が鳴り止まないという現象が起こっています。
(そろそろ置き場のゆとりがなくなってきて、
周りから渋い目で見られ始めてます・・・)
ここからは誰が聞きたいかはわかりませんが、
斉藤流ロマン服の着こなし方法をご紹介
(マロン服ではないですよ!秋だからって!)。
ひとまず、
身体に合わないならば「お直し」という選択肢が
筆頭かと思いますが、これは
ヴィンテージウェア好きの性でありまして、
現状(オリジナル)で着用することに価値があると
思い込んでいるので、その選択肢はハナからありません。
(これまた仕立て屋らしからぬ思考・・・)
まず一つ目としては、
ポジショニングを工夫すること。
なんだかスポーツの話のようですが、
ここでいうポジショニングとは、
「身体内の服の据え位置」になります。
シャツの袖が少々長ければ一折り二折りしてみる、
トップスの着丈が長ければタックインしてみる、
逆に短ければインナーを長めにしてレイヤードする、
ボトムスの丈が合わなければウエスト位置を変えてみる、
上着の肩線を合わせたければ厚手のインナーを着てみる、
などなど、いずれも仕立服であれば
解決できる部分ではありますが、
着こなしの幅を広げる手法のひとつです
(私は仕立てたトラウザーズであってもその日のシューズが
紐靴かローファーかによって、クッション具合が変わるので
ウエスト位置のポジショニングを調整しています)。
二つ目にシルエットラインを意識すること。
Aライン、Iライン、Yライン・・・などなど
洋服で構築されるシルエットの種類ですね。
種類やそれぞれの説明については、
ググると簡単にヒットするので、
ぜひご覧になられてみてください。
↑トラウザーズにフォーカスするとIラインですが、
トップスを含めると恐らくAラインが完成します。
サイズが合わないアイテムを着る場合、
上下のいずれかのバランスが崩れがちなので、
ラインのセオリーに則ってコーディネートすると
まとまりが生まれ、コーデとして成立しやすくなります。
オーダースーツのシルエットも洋服のアウトラインに
大きく依存するので、実は仕立ての際にも役立つ知識です。
三つ目は究極です。
洋服に身体を合わせること。
自分の身体に合わせて洋服を仕立てることとは
全く逆のアプローチになりますので、
もはや支離滅裂で意味不明かもしれません。
しかしながら昨今では
ボディメイクという言葉も流行していますが、
そこまで大げさな話ではなく、
「好きな洋服をかっこよく着るための体型を維持する」
くらいのイメージです。
私のバイブルのひとつに「チープシック」という
あまりにも有名なファッション書があり、
内容はだいぶ端折りますが、
「自分の肉体のあらゆる部分が健康であることが一番大切。
清潔な髪、顔、肌、身体、姿勢といった
ベーシックがきちんとするまで、服のことは忘れなさい」
といったニュアンスの一文があります。
洋服に身体を合わせるという話とは
少々ズレますが、身体作りとファッションは
親密な関係にあるという意味合いでは括れそうです。
今年も健康的にクリスマスを迎えたいものです。
もうそんな季節か・・・
とまあ、序章にお伝えした通り、
仕立て屋らしからぬ拙文ではありましたが、
一人の洋服好きとして「ロマン服」を
着こなす楽しみについて、
皆さまに共有したかった次第でした。
これを機に買ったはいいものの、
着こなしが難しくて、
クローゼットの奥底に眠っていた皆様の洋服たちが
レギュラー入りできることを期待しております。
着こなしにご法度は(ほとんど)ないので、
自由に楽しまれてください!
斉藤
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