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2020.06.09

シルク混はそこまで違うのか

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

皆様こんにちは。

テーラーフクオカ新宿店の加藤です。

 

今回は言わずとしれた高級素材である

シルクについてご紹介致します。

 

初めにシルクは蚕の繭から作られる

タンパク質で出来た天然繊維です。

 

 

歴史を遡ると5000~6000年前の中国が起源とされているようです。

中国の王侯、貴族の独占物であったため国外へ輸出することは

禁止されていましたが3~4世紀の中近東やヨーロッパ、北アフリカとの交易を

通じて世に知れ渡っていきます。

 

日本では弥生時代からシルクを使用していたと言われていますが

室町時代まで技術が及ばず実は決して良いものではなかったようで

中国からの輸入がほとんどの割合を占めていましたが

1872年当時世界最大規模の製糸工場

富岡製糸場の操業を開始し近代的な発展を遂げます。

 

その後ナイロンやレーヨンなどの化学繊維の

大量生産が大部分を占め工場は徐々に衰退していきます。

 

それでもなおシルクが多く扱われているのは

染料がきれいに染まること、肌触りの良さ

吸湿性の高さ、何より鋭い光沢があるからこそ。

 

スーツ生地(ウール100%)でも艶のある生地は

シルクのような光沢と例えるケースがありますが

シルクの光沢はウールのそれとは一線を画します。

 

一例としてウール100%の生地と

シルク混を比較してみました。

 

 

今回は柔らかさと光沢が群を抜いている

REDAのマイオールを対象にします。

見るとウールにはきめ細かな光沢はやや繊細で

肌触りもマイルドな印象。

所謂ぬめりの強い生地で肌に馴染むような柔らかさがあります。

ウール100%でドルフィン加工をせずに

ここまで光沢が出るのは言うまでもなく生地が良い証拠です。

 

 

 

対して今回はシルク混に定評のあるピアツェンツァ。

ギラリとした鋭い光沢があり肌触りはマイオールとは

相対的なシャリ感があります。

ウール100%と比べ膨らみがあり

発色も鮮やかに仕上がっています。

柔らかさでいうと上記のマイオールの方が勝りますが

光沢はシルク特有の色気があります。

 

手にとってみると想像以上の違いがあるので

お越しの際はぜひお手にとっていただければと思います。

 

シルクには長い歴史があり現在に至るまで

織りや色使いを試行錯誤しながら作り上げられてきました。

 

ウールももちろん良いですが

シルク混スーツの装いは仕上がりや雰囲気はエレガントで

余裕を感じる印象が出ます。

 

一着持っていると重宝しますので

ご検討してみてはいかがでしょうか。

 

テーラーフクオカ新宿店 加藤

 

 

 

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Staff投稿者加藤 [Kato]

東京都
入社以来トラッドファッションを得意としているため
クラシックな提案などに定評あり。
現在新宿のシューケア担当として店内の靴やお客様のシューケアの
アドバイスなどを行っている。
こうみえても全国大会出場経験のあるバスケットマンでもある。