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2020.06.10

ストライプの種類について考える

【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

 

皆様こんにちは。 

テーラーフクオカ銀座店の木村です。

 

今月、6月の21日はマリスミゼルのドラム

Kamiの命日ですね。

様々な事がありましたが、

徹底して貫いた世界観は、やはり見事で

良いバンドでしたね。

au revoir

 

 

さて、スーツやシャツの柄として代表的なものに

ストライプ柄があります。

その歴史は古く、中世の頃からと言われています。

元々は着用者を区別するための柄で

農奴、異端者、受刑者などが着せられていました。

(囚人服は有名なホリゾンストライプですね)

 

旧約聖書にも二種の糸の交ぜ織りの衣服を

身につけてはならない、とあり

昔から忌み嫌われる柄でしたが

時代と共に、その性格は変化していき

今では、ファッションに欠かせない

存在になっていますね。

ちなみに、日本には16世紀に

入ってきて江戸時代に大流行したのだとか。

 

一口にストライプといっても、その種類は様々。

太さや、色、織り、などによって名称も変わります。

本日は、代表的なストライプ柄をご紹介します。

 

まずは、こちら。

 

シャドーチェック

 

シャドーチェック

 

シャドーストライプです。

スーツ、シャツ共に、人気の高い柄で

日本語だと影縞ですかね。

光のあたる角度により、縞が浮き出て

見える織柄で、糸の撚りの方向で

ツヤを表現するものです。

スーツ生地だと、シルク混の生地とも

相性が良く上品な印象です。

 

続いて、こちら。

 

オルタネイトストライプ

 

オルタネイトストライプ

 

異なる二色のストライプを交互に配列した

オルタネイトストライプです。

ストライプの中では、遊びを感じる柄です。

シャツ生地になると、アメリカっぽい雰囲気を感じます。

 

続いて、こちら。

 

ピンストライプ

 

ピンストライプ

 

細かいピンの頭を連ねたような見た目の

ピンストライプです。

ストライプのピッチによって与える印象は

変わりますが、よく見かけるのは

1センチから2センチ巾くらいですが

ストライプ全般的に

最近はピッチは太めが旬ですね。

もう少し、線がはっきりしてくると

ペンシルストライプと呼びます。

 

続いて、こちら。

 

チョークストライプ

 

 

チョークストライプ

 

 

個人的にはフランネルのスーツ生地

の印象が強い、チョークストライプ。

名前の通り、チョークで書いたような

霞んだタッチの少し太めの縞が特徴で

クラシカルな印象もあり、ダブルスーツとも

相性が良い柄です。

 

続いて、こちら。

 

ヘアラインストライプ

 

ヘアラインストライプ

 

ヘアラインストライプです。

髪の毛のような細いストライプを

詰めて配列した柄で、遠目からだと

無地っぽくも見えます。

シャツ生地やジャケット生地にも

多いストライプです。

 

続いて、こちら。

 

ロンドンストライプ

 

ロンドンストライプ

 

シャツ生地の定番、ロンドンストライプ。

白と等間隔の色の縞を配列する柄で

白と青や、白と赤などの色が定番ですね。

かつて、ロンドンの老舗ターンブル&アッサー社が

作ったミュージカル用の主張の強いシャツが起源とも

言われ、その由縁からか日本では

ロンドンストライプと呼ばれます。

英米ではブロックストライプという

名称が一般的です。

クラシカルでスーツとの相性も良い柄で

クレリックにしても素敵ですね。

 

他にも、様々な種類があり

細かく分けることも出来るのですが

そこまで、明確に分けて考えることは

あまりないと思います。

ただ、生地を選ぶ際に少し意識して見ると

面白いかもしれません。

 

 

銀座店 木村

 

 

 

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