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2023.04.06

最も綺麗に見えるスラックスのサイズとは

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

皆さまこんにちは。

テーラーフクオカ新宿店の加藤です。

 

昨今では既製品でも

リラックスサイズのものが増えてきましたね。

特にスラックスのサイズの変わり方は顕著です。

 

スリムフィットやルーズフィットなどと

サイズ感について抽象的な表現は多くありますが

そもそも一般的に言われる「普通のサイズ」とは一体何なのでしょうか。

 

今回はテーラーフクオカが考える

スラックスの普遍的で美しく見えるシルエットを話します。

 

綺麗に見えるスラックスには

いくつかの条件を満たしている必要があります。

 

 

まずひとつ目は

適正なゆとりが入っていることです。

オーダーですと体に添わせて作ることが出来るがゆえ

サイズをぴったりにしたいというお声が多々あります。

その方が綺麗で細く見えるから、、と認識されがちなのですが

実は決して細くしたからと言ってスッキリ見えるということは

必ずしも合っている訳ではありません。

 

というのも、人間の体は直線的な構造ではありません。

そのため細くすると出っ張りのある箇所(腿、ふくらはぎなど)

で引っかかり素直に裾に向かってスラックスが落ちないのです。

 

素直に落ちないと捻じたり、センターラインがずれ

かえって格好悪く見えてしまうのです。

そういった点から細くするには注意が必要です。

 

 

もう一つは

体に合わせて適正な補正が反映されていることです。

(一日着たためシワがありますがご容赦下さい。。)

例えば、サイズが合っていたとしても

引っかかってしまったり

たわんでしまったりとすることもあります。

同様にスラックスが裾に向かって

素直に落ちないためこの場合も

シルエットの綺麗さは損なわれてしまいます。

 

上記の点をクリアすると

非常に綺麗なシルエットに仕上がります。

 

 

サイズも重要ですが長く使うものですので

調度良くゆとりがあるサイズが良いのではないでしょうか。

テーラーフクオカが考える普通サイズのスラックス

どうかご体感ください。

 

テーラーフクオカ新宿店 加藤

Staff投稿者加藤 [Kato]

東京都
入社以来トラッドファッションを得意としているため
クラシックな提案などに定評あり。
現在新宿のシューケア担当として店内の靴やお客様のシューケアの
アドバイスなどを行っている。
こうみえても全国大会出場経験のあるバスケットマンでもある。