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2017.02.23

裏地のこだわり-Part2-

【 Tailor Fukuoka Ginza Blog】

 

 

みなさま、こんにちは。

銀座店の嶌野です。

 

先日のブログにて、

キュプラの裏地

とはなんぞや、と

綴らせていただきました。

 

今回は裏地の種類、雑学編です。

 お時間のある方はお付き合いください。

 

裏地にはキュプラ以外にも様々な

素材がありますが、

今、スーツの裏地として

使われる素材は主に2種類です。

 

もっとも一般な裏地がポリエステル。

 

 

私共でも標準仕様の裏地で

耐久性に優れた裏地です。

ポリエステルは

加工しやすいのが特徴ですから

発色も良いですね。

 

続いて、キュプラ。

 

 

柔らかく、滑りの良さもピカイチ。

前回しっかり書かせて

いただいてますので

詳しくは割愛します。

コチラをご参照下さい。

 

 

ここからは、かなりレアな裏地。

 

まずはシルク。

 

 

光沢感や滑りの良さはもちろん、

天然素材なので肌に優しく

静電気・湿気を抑えてくれます。

高級感も演出してくれますが、

かなりデリケートで

扱いの難しい裏地です。

 

次にアルパカ。

 

 

独特の光沢感や風合いがあり、

ウールとの相性もよく

静電気や湿気も起こりにくい…そうです。

アルパカの細い毛で織られた裏地は

高級裏地の代名詞だったようですが。

現在ほとんど見かけない

裏地ということで、

残念ながら私も

まだ見たことがございません。

 

 アルパカ風裏地

Cupra and Wool lining ¥11,000+tax

 

こちらは縫製工場のストック、

ウールキュプラの裏地。

(スーツのモデルによっては

お選びいただけない場合もございます)

アルパカの雰囲気を

再現した裏地ですが、

他とは全く違う質感です。

 

今は高品質な化学繊維が安価に

作れるようになり

シルクやアルパカのスーツは

ほとんど流通していないそうです。

  

本物のアルパカ裏地、

1度は見てみたい…

お持ちの方はぜひ

自慢しに来て下さい。

 

 

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