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2016.12.09

業界ちょこっと裏話-スーツ生地-

 

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

いろんな所でいろんな大統領が、色々な事に

なっていますね^^;

世界のここ数年の変化に改めて驚いてしまっている

福岡です。

 

さて、そんな世界情勢は一旦!?横に置いておいて・・

スーツが大好きな方の中には、

俺好みの面白い生地が中々ない!っと

ストレスをためている方や、逆に

色々面白い生地があってお金が足りなくて困っちゃう!

という方まで、様々な方がいらっしゃると思います。

 

オーダースーツ業界には、実に様々な

スーツ生地の仕入れ方法があります。

(バイイングとか言いますが恥ずかしいので・・)

 

 

最も王道をいくのが国際展示会系をキッカケ

とした仕入れでしょうか。

某イタリア生地見本

 

国内開催もあれば、イタリア開催もありますが、

メンズファッション素材を中心!?にした

国際展示会が催され、そこに「我こそは!」

という生地メーカーさんが参加します。

 

そういった展示会に参加して、メーカーさんの

ブースに言って、話を聞き、見本を見せてもらい、

見本を貰って、最終的に発注・・

はしょるとこんな感じでしょうか。

 

某イタリアメーカー生地

 

この少し大きなサイズの見本は、

「フィーラー」とか、「ボディ見本」とか呼ばれるもので、

どんな風合いなのか、伸縮性はどの程度なのか?

などを見るための見本です。

青い生地の小さな見本(2枚上の画像)は、

「色見本」と言い、カラーバリエーションを見る為の

見本です。

よく見るとベージュのボディ見本の生地と、

青のカラーサンプルの生地が同じ織りだという事が

お分かり頂けると思います。

 

メーカーさんのコレクションをザーーーーっと

見せて頂いて、気に入った素材のボディ見本を

出してもらって、風合いなどを確認します。

 

某イタリアメーカー生地

 

もちろん、生産ロットや

※発注するのに必要なミニマム数量

単価、納期、物性など様々な要素があるので、

良い感じの生地が常に買える訳でもありません><

イタリアメーカー生地

 

右下のコーナーにある生地の様に、

ふわっとした生地の場合、縫製工場の方で

「縫えない」事もあったりします。

 

 

数年前に買った、厚手のコート生地は

弊社がコートの縫製をお願いしている

縫製工場に持ち込んだところ、

AMFステッチが入らないという事件が起きました!

 

 

その生地の良さは、厚手でしっかりしていて

コートにしたら超あったかそうだったコトでしたが・・

生地が厚すぎて、ミシンに入って行かなかった・・

そうです。

 

 

ちなみにですが・・・

画像に使った生地は昨年の展示会のモノです。

今年のは画像を出すと

怒られちゃう可能性もありますので><

 

 

生地好きの私としては、

展示会に行くのはとても楽しみです。

もちろん!?売れない生地を買って

しまうリスクとも隣り合わせですが^^;

 

 

一般の方でも会場に入る事はできますので、

ご興味があればぜひ!???

 

 

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