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2013.12.15

ハダースフィールドについて-How to Huddersfield-

【Tailor Fukuoka Aoyama Blog】

 

テーラーフクオカ ハダースフィールド Huddersfield 生地

 

こんにちは

テーラーフクオカ 青山店 豊島です

 

世界には大変生地作りが

盛んな地域がございます。

イギリスではHuddersfield、イタリアではBiella、

日本では尾張・一宮が有名な産地です。

 

今回は英国服地の聖地

Huddersfield【ハダースフィールド】

について書きます。

Huddersfieldmap

ロンドンの北200キロに位置する

(東に50キロいけばマンチェスターがあります)

人口15万程度の都市で

この地名こそ我々が扱っている

生地の耳(生地の端の部分のラベル)

に記されている

«Huddersfield»です。

近くを流れるコルネ川とホルム川の

合流点近くにあり、

良質な水が安定的に取れるため

古くから毛織物の産地として栄えてきましたが

さらに拍車をかけたのが

19世紀のイギリス産業革命。

その後イギリスの生地メーカーや生地商社は

歴史的な発展をとげていきます。

 

・Taylor & Lodge

 (テイラー&ロッヂ)

 

・Martin Sons`Co

 (マーティン&ソン)

 

・Edwin Woodhouse(創業)

 (エドウィン・ウッドハウス)

 

・William Halstead

 (ウィリアム・ハルステッド)

 

・Savile Clifford

(サヴィル・クリフォード)

など…生地に造詣のある方からすれば

おっ!となるような

老舗名門ミルの数多くが

ハダースフィールドに工場を構えています。

 

Huddersfield

 

スーツ地としてハダースフィールド製の生地とは

どういう位置づけなのかというと、

本物志向でいて、

スーツらしい表情のスーツをお求めの方に

特に支持されています。

 

ハダースフィールド 生地1

 

現在の日本のスーツ市場は

イタリアンファブリック全盛の時代

といってもいい状況です。

 

伊製のしなやかな生地で

軽い仕立てに傾倒している中で

そこであえて英国生地をお選びなるのですから

求めるものはベタな表現ですが

生地のハリ・コシですとか、

重厚な生地の膨らみ…と様々。

 

よくイングランド製の生地を

イタリア製生地と比較して

お客様には説明をさせていただいておりますが

今や生地産業も大変な時代で

そんな簡単な話ではないようです。

あまりに頑ななものづくりを進めたメーカーは

ほとんど淘汰されてまいりました。

このハダースフィールドも例外ではなく

吸収合併や廃業も数多くあります。

それに伴い現在は各メーカーも

様々な生地開発を続けており

このハダースフィールドにも

しなやかで繊細な生地作りに

特化しはじめたメーカーも多いのが現状です。

 

ちなみに、ハダースフィールドだけではなく

産地もそれぞれに特徴を抱えているわけですが

現在は多様なニーズがおこり

また紡績技術の発達も手伝って一昔前のように、

“イングランド製だから重い”

“イタリアの生地だから柔らかい”

なんてことは端的に言えないようです。。

ですのでハダースフィールドという表記には

イングランドらしいエスプリが

感じられる生地が“多い”傾向なのです。

なので一概にハダースフィールドだから良い

というわけではないのですが

一度お試しいただければ

この感じか!と納得いただけると思っています。

生地は各店舗にございますので

英国贔屓の方(笑)はもちろん

イタリアンファブリックに飽き足りてしまった方も!

トライされていはいかがでしょう。

 

-※※※-

 

走書きでしたがニュアンスだけでも

お分かりいただけましたでしょうか?^^;

産地で生地の良さが全く変わってしまうことはないにしろ、

少し気をつけて見てみますと

ご自身の用途とよく合った生地を容易に判断出来るはず。

我々の店舗のように、耳(生地の端のラベル)のある生地が

たくさん並んでいる中からお選びになる場合

分かる情報が多いほうが優位になるでしょうから

どうぞご参考になさってください^^

もちろんスタッフ一同勉強して

ご意向に沿ったご提案もして参ります。

 

長文失礼いたしました^^;。

豊島

 

Staff投稿者豊島 [Toyoshima]

東京都出身
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長