【Tailor Fukuoka-テーラーフクオカ- Shinjuku Blog】

こんにちは

テーラーフクオカ新宿店の豊島です。

今日は表題にあるとおり

オーダーバルマカーンコートの

最新バージョンにあたる型紙の話。

コートに限った話ではないのですが

我々の商品はオーダーとはいえ

型紙(服の設計図にあたります)に

テーラーフクオカらしさや

オーセンティックを求めたこだわりをいれて

ファクトリーと一緒に

開発に取り組んでいます。

先月の企画も

オーダースーツのオリジンを

リリースしましたという内容でしたが

実は先月よりバルマカーンコートの

最新バージョンが実際に運用されはじめました。

それに際し私のバルマカーンコートも仕上がりましたので

こちらで共有させていただきます。

(生地は持込品ですので悪しからず…)

それがこちら。

太番手で織られたツイード生地を使用したので

それだけでややボテッとしたフォルムですが

防寒性はかなりのもの。

厳しい寒さにも耐えうると思うので

今年は北方に着ていく予定です。

アップデート内容は細々したものの多々ありますが

主にはサイジングがややゆったりとした設計としました。

それによりややボックスシルエットを容易に表現できるようになりました。

それに伴い

袖の幅、カマ深なども合わせてリファインしました。

要はゆったりさせたのでリラックス感のある着用がしやすくなっています。

またラグランスリーブの肩先を

よりドロップさせた設計としましたので

首元からのノボリも

テーラーフクオカのジャケットやスーツに合わせて

しっかりついていますので他のアイテムとの

整合もより取れたと思います。

なんでも最新バージョンが優れているわけではないですが

こと型紙に関しては後発優位性が強いと思います。

この世に100点満点といえる型紙はないと思いますが

その中でも時流などによっても

設計上の最適解は変わりますし

様々なフィードバックを経て

型紙や縫製・構造は成熟していくので

型紙において改悪になることが

少ないのはこのためです。

現在展開中のベンタイルバルマカーンコートにも

適用しておりますので

ぜひ“最新バージョン”の型紙をご体感ください。

　新宿店 豊島

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