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ブログ2025.08.26
尾州のモノ作りは日本の誇りですね
【Tailor Fukuoka Ginza Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ銀座店の横尾です。
本日はこちらの生地の紹介。
KBT-S531 Wool 100%
~三ツ星毛糸~
※こちらの生地は一点物になります
OrderSuit
StandardLine ¥49,000+tax(¥53,900)
PrestigeLine ¥69,000+tax(¥75,900)
毛織物の聖地・尾州より
「三ツ星毛糸」の服地のご紹介です。
テーラーフクオカでは
ちょいちょい見かける生地メーカーで、
ウールのしっかりとした
生地感はさることながら、
カシミヤ・シルク等の高級素材の扱いにも
長けたメーカーです。
以前、ポッサムという小型有袋類の毛を
使用した服地もこの三ツ星毛糸で
見かけたことがあります。
恥ずかしながらポッサムに関しては
その時初めて知りましたが、
独特な柔らかな手触りで
素敵な生地であったのを覚えています。
今回紹介するのは、ウール100%と
汎用性の高いミディアムグレーの
服地でございます。
縦横均等に糸を引き揃えた
所謂マットウースです。
武骨な表情ですよね。
黒糸とグレーの糸使いですので
このごま塩感というか、
奥行きを感じさせる生地の
表情が堪りません。
太めの糸を使用する事により、
確かなウェイトを実現しており
良い意味で見た目とのギャップが無い
力強い生地です。
特段起毛している訳では
ございませんので、秋口から
全然着用出来そうです。
色味もシックですので
シンプルながらも雰囲気のある生地、
といった感じです。
1887年(明治20年)に綿の艶付け業から
スタートした三ツ星毛糸。
当時はウールよりも綿や絹の
流通がメインだったそうですね。
明治維新以降からウールが流通し
三ツ星毛糸も毛織物産業へ
移行していったようです。
調べてみると現在は
「MITSUBOSHI 1887」という
自社ブランドを展開しており、
メリノウールのTシャツや
シャツジャケット等
強みを活かした商品を扱っています。
日本の老舗メーカーが
時代とともに進化していく
姿は見ていて応援したくなりますね。
皆様もぜひチェックしてみて下さい。
本日もお付き合いいただき
ありがとうございました。
テーラーフクオカ銀座店
横尾