Blog

ブログ

2018.01.16

釦にもこだわりを!

 

Tailor Fukuoka Ginza Blog

 

皆さまこんにちは。

テーラーフクオカ銀座店波多野でございます。

最近は寒暖差が大きいですね。

体調にはお気をつけください。

 

今回はスーツに欠かせないボタンについて。

ボタンもプラスチック製のボタン、

椰子の実由来のナットボタン等

様々ございますが、

私のおすすめは水牛釦。

 

水牛釦2

 

水牛釦は字のごとく水牛の角を削ったものです。

原産はインド、タイ、ベトナム、アフリカ等の

アジアが多くを占めます。

 

その昔はボタン自体が装飾品で

穴も開いていなかったそう。

その後穴が開き、

現在のように洋服に無くてはならない

実用的なパーツとなりました。

 

そんな水牛釦の最大の魅力は重厚感。

 

釦1

プラスチック製釦

 

水牛釦1

水牛釦(+¥2160)

 

一般的なプラスチック製のボタンと

比べると特有の重みが伝わってきます。

(伝わらなければ私の撮影技術が原因)

また1つとして同じ色柄のものがありません。

天然素材ならではですね。

長年の使用で釦が手の油分を含み、

鈍い光沢を放ちます。

 

水牛釦3

 

いいものと長く付き合う。

そんなジェントルマンには欠かせない

ディテールではないでしょうか?

 

そんな水牛釦ですが天然素材ということもあり

熱や水には弱く、ホットプレスや

タンブラー乾燥をするとボタンの油分が失われ、

ツヤ落ちや割れの原因になります。

 

これはいつもお客様にお願いするのですが、

出来るだけクリーニングはお控えください。

釦ももちろんですが生地にも優しくありません。

飲み物をこぼしたりと

ひどく汚れてしまった場合を除けば

お手入れはブラッシング、

スチームで基本的には十分です。

 

日々のお手入れは面倒と思いますが

釦も愛するジェントルマンなら

他愛もないことかと!

 

今回は水牛釦の魅力についてお話しました。

オーダーされる場合は

是非ご検討くださいませ!

 

ご拝読ありがとうございました。

 

-----------

コラムや写真など

 コチラから

Tailor Fukuoka

Facebook Instagram

tailor-fukuoka-facebook