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ブログ2025.06.11
もし私が作るならこのどれかすると思う
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
こんにちは
Tailor Fukuokaの豊島です。
今月はTailor Fukuokaの大定番品と言っても過言ではない
“ブレザー”の打ち出しをさせていただいております。
ホームページのTOP写真に載っている
Tailor Fukuokaのホープ達の笑顔が眩しいこの画像が目印。。
本フェアはTFシンボル的存在のブレザーと
今季我々で打ち出しているカラー豊富な
アメリカンオックスフォードシャツとの
親和性の高さをご提案しております。
新宿店ではカラードというのにあえて
バニラカラーのオックスフォードにしたので
おそらく最も落ち着いたVゾーンに
仕上がっているかと思います。。
各店にもサンプルを並べており
思い思いにスタイリングをしていると思いますので
そのあたりは各店の個性と捉えて
お付き合いいただけますと幸いです。
さてここで勝手ながら
もし私がこれからブレザーを作るなら。。
という観点で生地をピックアップしてみましたので
どうかお付き合いください。
まずはこちら。
Order Jacket Dormeuil No.92-2775 2.7
Standard Line:¥64,000+tax(¥70,400)
Prestige Line:¥79,000+tax(¥86,900)
もしフレンチアイビーが気分なら
こちらのような一捻りの効いた
ネイビーブレザーにしてはどうでしょう。
ドーメル社の服地で変わり織りですが
実際手で触れてみると
表面は思いの外フラットなので
あくまで“ジャケット”にはならずに
“ブレザー”の顔つきをしてくれます。
そして実はこちらドーメルの中でも
有名なラベルの生地なのは秘密です。。
Order Jacket -Vintage Made in England- No.20686 2.8
Standard Line:¥44,000+tax(¥48,400)
Prestige Line:¥59,000+tax(¥64,900)
続いてはこちらなんとSUPER KID MOHAIRの文字が
燦然と輝くEngland製のヴィンテージ生地です。
スーパーキッドモヘアは定義上、生後間もない
アンゴラ山羊のモヘアを指します。
(大まかにいえばベビーウールやベビーカシミヤと同義)
モヘアでありながら比較的しなやかなため
かなり細番手に糸を紡ぐことができるそうで
モヘア由来のコシは感じますが
かなりしなやかでそして鈍い光沢を感じる生地。
それも徹紺無地の着分も最近はなかなかお目にかかれなく
なってきているので
これは、という方は是非!
NO BRANDとして入荷してきましたが
店頭ではもう少し込み入った生地情報もお話ししております。
Order Jacket E.Zegna No.MZ2001-082 2.8
Standard Line:¥74,000+tax(¥81,400)
Prestige Line:¥89,000+tax(¥97,900)
ゼニアの生地というのは認識しておりましたが
仕入れの際に撮った画像を見返したところ
こちらはエルメネジルド・ゼニアのクールエフェクトでした。
クールエフェクトとは
表面に特殊なトリートメント溶剤を用いて
光を吸収せずに反射させることで
濃色であっても表面温度を上げないという
加工を施しているもの。
ちなみに目付けは215g/m程度でした。
大半がSuper 130’s相当の原毛を用いた
コレクションだったと思いますし
かなり軽やかです。
これぐらい涼感性能に振った生地も
アリではないでしょうか。
これからOrderブレザーをお考えの方は
多数お見立てできる生地をストックしておりますので
どうかご相談ください。
そして店舗によりストック異なりますが
ヴィンテージのメタルボタンなども在庫ございますので
こちらもご興味ある方は是非。(¥7,700~13,200)
※ブログで紹介した生地に関しては
トラブル防止の為お電話などでの
取り置きはご遠慮いただいておりますこと
あらかじめご了承くださいませ。
豊島
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]

服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長