【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

皆さまこんにちは！

テーラーフクオカ新宿店の斉藤です。

リネンシリーズのシャツ生地に続きまして、

今季一押しの夏向けシャツ生地が入荷いたしました。

（すでに伴が先日ブログに挙げておりますが、

シャツ生地仕入れ担当として思い入れのある生地ですので

ぜひ語らせてください・・・！）

Ordershirt：Cotton seersucker×madrascheck

￥10,800+tax（11880）

生地の表面に凹凸がみられる「シアサッカー」は

ストライプ柄での展開は過去のシーズンでも見られ

現在も3色ご用意をしております。

そのシアサッカーと

昨今のトレンドとして取り上げられることの多い

マドラスチェックの柄とを掛け合わせた

チャレンジングな夏素材となっております。

この「シアサッカー」と「マドラスチェック」には

実はいずれもインド生まれという共通点があります

（とまあ、豆知識を披露して絶賛ドヤ顔中ですが、

こんな共通点があったことに気づいたのは

ブログ執筆中のことでした。恥ずかしい限りです）。

シアサッカーの語源はペルシャ語で

「Kheer aur shakka（シーロシャカー）」だそうで

直訳すると「Milk and Sugar（ミルクと砂糖）」とのこと。

縮れ織りの凹凸がミルクと砂糖を表しているように見えたそうな。

18世紀のインドの方も詩人ですね。

それが英語圏に渡り、シアサッカーと呼ぶに至ったそうで。

また、マドラスチェックがインド発祥なのは有名な話で、

インド南東のマドラス地方で織りなされていた格子柄生地

というのがその名の由来。

色定着に乏しい天然染料で先染めした糸を

使用して織りあげられた布を、

そのまま水洗いをするため滲んだような発色となるのが特徴です。

（いずれにしてもググるとけっこうヒットするので、

お好きな方は調べてみてください）

少々特徴的な色柄ですので、

カジュアルにお召いただく路線がいいかと思いますが、

少しでもドレスを嚙ませるのであれば

やはり紺ブレザーに挟むのが吉だと思います。

（涼やかに洒脱して！）

アメリカ製に習ってボタンダウンの衿型にするのが、

定番で間違いないところですし、

夏らしく開襟型にして、半袖シャツを作るにも良さそうです

（ゆったりめのプルオーバー型も絶対良い・・・

如何様にも想像が膨らんでいきます）。

さっそく私含め、他スタッフも私物作成に

取り掛かっておりますので仕立て上がりの際は、

こちらのブログでご紹介できればと思います。

夏に向けて続々とシャツ生地が入荷してきましたが、

今シーズン分はひと段落といったところです。

気がつくとジメジメな高湿度時期が始まりますし、

在庫数も限られたアイテムということもありますので

気になる方はどうぞお早めに！

斉藤

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