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2023.07.17

モヘア混紡生地は夏だけじゃない

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

皆さまこんにちは!

テーラーフクオカ新宿店の斉藤です。

 

ウールとモヘアの混紡生地と聞くと、

春夏ものを連想されるかもしれませんが、

織りや目付け次第では、

秋口から春先にかけて着用できる万能生地となります。

というわけでこちらの生地のご紹介。

 

No.38WH-3312 3.2m

Fabric:WILLIAM HALSTEAD W73% KM27% 

¥59,000+tax(64,900)

 

モヘアを使用した綾織りで構成された

いわゆる”モヘアツイル”と呼ばれる生地です。

モヘア使いに定評のある、

ウィリアム・ハルステッド社のモヘアツイルは、

英国生地らしく重厚感があり、

300g以上の目付ではないかと思われます。

 

キッドモヘアを使用しているので、

バキバキというよりはソフトな肌触りです。

 

綾目の角度が急勾配ではないため、

超度詰めというわけではなさそうですが、

おそらく番手の低い糸同士を撚り合わせているため、

実にハリコシに富んだ

仕立て映えが期待できる生地となっております。

 

 

ブルーグレイとブラックがミックスされた

中庸的なカラーリングですが、

晩夏や初秋には季節感がわずかに漂うような

ブラウン色のネクタイなどと

合わせていただくのもGOODです。

 

 

これから迎える狭間の季節は

毎度着るものに困る時期となりますが、

夏季が延びた日本では、モヘア混、リネン混のような

生地が注目されてきております。

ぜひ合い物感覚で選択肢のひとつに

加えてみてください。

 

斉藤