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2020.11.17

Holland&Sherry(ホーランドシェリー)について

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

皆様こんにちは。

 

テーラーフクオカ新宿店の加藤です。

 

本日は我々が取り扱っている生地のひとつである

Holland&Sherry(ホーランドシェリー)の歴史や特徴を紹介致します。

 

 

ホーランド&シェリーは1836年に創業した

世界の名だたるテーラーやラグジュアリーブランドに

生地を供給してきたマーチャントです。

 

ステファン・ジョージ・ホーランドとフレデリック・シェリーが

当時はウールマーチャントとして

ロンドンのオールドボンドストリートに店を構えました。

当初はウールとシルクを専門としていましたが

1886年拠点をゴールデンスクエアに移動しウールマーチャントの中心として

地位を確立していきます。

 

現在ではウールはもちろんカシミアやビキューナの生地にも定評があり

ラグジュアリーマーチャントとして名を知らしめています。

 

 

現在本社はスコットランドのピープルズという街にあり

世界のおよそ50カ国へ専属契約または直営の現地法人を設け

世界へ発信しています。

 

特にテーラーの中でも評価が高く

イタリアやもちろん日本でも高価なマーチャントとして有名です。

というのも既製品にあまり生地を提供していません。

 

一般的な生地メーカーから提供されているものに比べ

倍以上の価格になってしまうため大量生産には向いていません。

その分希少価値も高くテーラーの中では重宝されています。

 

ホーランド&シェリー最大の特徴はなんと言っても

マーチャントならではの豊富なラインナップ。

素材だけでおよそ30種類を取り扱っており

年間で約3000パターンのコレクションを展開しています。

他のマーチャントと比べても一線を画す程の品揃えです。。。

 

シリーズの豊富さもさることながら

どのシリーズにおいても打ち込みがしっかりされていて

肉厚な生地が多いことも特徴の一つ。

細い原毛を使っていない場合でも目が詰まった生地は

光沢が出ますし何より仕立てが映えます。

ここでいう仕立て映えはドレープがしっかりあること

表情が角度によって変わることを指しています。

他にも挙げればきりがないのですが

それらを活かすにはやはり生地のクオリティは大いに影響してきます。

 

本来であればマーチャントが提供しているコレクションはミルとは異なり

既製服ベースではなくオーダーベースで

生地を提供しているためやや値がはりますが

我々はそのホーランド&シェリーが¥58,000からお仕立て頂けます。

生地の展開こそ少ないもののあのインターシティが¥58,000で

お求めいただけるので我々だからこそ実現できる価格設定です。

 

 

 

 

94-3115  W100%  Intercity 

ご来店の際はお手に取るだけでもいかがでしょうか。

 

テーラーフクオカ新宿店 加藤