【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

「冬の朝　あかりを灯し　コート着て」

斉藤　冬の句

皆さまこんにちは。

銀座店の俳人の卵こと斉藤です。

恥ずかしながら一句詠ませて頂いたのですが、

情景はまさに今日の朝こと。

雲に覆われ、日の差さない冬の朝は

あかりをつけないとならない程暗く冷えている。

いてつく冬の朝が年中暖気マン斉藤に

今季初の冬用コート着用へと足を運ばせた。

という、爽やかながら

気色の悪い情景が浮かぶ句でありました。

というわけで、本日はお客様のご紹介。

毎回これぞオーダーというこだわりをお持ちのO様。

まずは3ピーススーツ。

ライトグレーのフランネルに、

その生地特有のかすれた風合いで

入り込むチョークストライプの入った生地。

衿付きのベストにチェンジポケット。

漂う英国臭。大好物です。

これまためずらしい焼き水牛の釦。

それの色味に合わせたシャンパンゴールドの

小紋柄裏地。

憎い組み合わせです。くぅー。

続いてシルエットにこだわった

ダブルブレステッドスーツ。

こだわりのシルエットが分かりにくい

ポージングでごめんなさい。

あえてしぼりすぎない大人のダブルを、

ということでしたので、

シングルスーツとサイズを変え、

ボックス感を狙いにいきました。

お気付きの方もいらっしゃることと思いますが、

O様のこだわり袖釦5つ重ねです。

ザ・オーダーであります。

といったように、体型に合った洋服が

出来上がるのもオーダーの魅力ですが、

自分好みのシルエットを再現できるのも

オーダーの醍醐味です。

ここをもっとシュッとさせたいんだ！

とか

ここだけズドンとさせて、ほかはふっくらでいいよ。

などなど・・・。

ぜひ私たちスタッフも一緒になって頭を

悩まさせてください。

O様

この度は、写真撮影ならびに

ブログ掲載へのご協力誠にありがとうございました。

納品に立ち会えなかったこと実に残念でしたが、

とても満足されていたとの言伝を

受けまして、大変喜ばしかったです。

また次の機会がありましたら、

一緒になって新たなこだわりを見つけましょう。

O様のまたのご来店、

心よりお待ち申し上げております。

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