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2021.09.01

新しい“Authen”について徹底解説

【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】

 

こんにちは

Tailor Fukuoka 新宿店の豊島です。

 

Prestige Line Authen model プレステージライン オーセンモデル-2.0

 

 

本日からテーラーフクオカのハウスモデルである

AUTHEN(オーセン 通称Aモデル)がリリース以来初となる

大型アップデートをしました。

私個人としては紆余曲折あり1年ほどかかった

本アップデートには万感の思いです。。

その思いをもって詳細を解説させていただきます。

 

 

上記の昨夜リリースいたしました

Tailor Fukuoka2021-22 Autumn & Winterのルックブックに

載っているスタイリングにはこのオーセンモデルが使われています。

(厳密にはジャケット2型以外はすべて…!)

 

テーラーフクオカ プレステージライン オーセンモデル2.0アップデート

 

型紙の改良やデザインの刷新により

私達のフラッグシップモデルが初のアップデートをいたしました。

 

 

ボディサイジングの見直しやスリーブの再考、

ゴージラインのリデザイン、上襟の改良

絞りならびにウエストポジションの改良

芯をはじめとする副資材の選定などなど、着心地や構造に関わることをはじめ…

 

テーラーフクオカ プレステージライン オーセンモデル2.0アップデート シングルピーク

 

本台場の標準化やより柄を美しく見せる玉縁ポケットの仕様変更、

オリジナルシングルピークドラペルの追加や…

 

テーラーフクオカ プレステージライン オーセンモデル2.0アップデート ダブルブレスト

 

ダブルならではのラペルにアールに効いた

胸元の優雅なオリジナルダブルブレストの追加など。

時流を捉えながらもその名の通り普遍的で

本物とはなにか、自問しながら

デザイン面も改良、拡充ができたと自負しております。

 

テーラーフクオカ プレステージライン オーセンモデル2.0アップデート シングルピーク ラペル返り

 

芯などもあえて軽すぎたり軟派なものは

採用しておりませんので

この通りラペルの返りは甘く

弧を描くように返っていきます。

総毛芯仕立てはもちろんですが

本バス芯を用いハリのあるキャンバスにし

ところによってコシのあるリネンも使用しています。

 

テーラーフクオカ プレステージライン オーセンモデル2.0アップデート-2

 

もともと構築的なフォルムと着心地、

肩ののぼりなどには定評のあったオーセンモデルですが

この大型改良をしその曲線美や立体感、着やすさなどは

大幅にレベルアップしました。

細かいですがかなりハイゴージであったゴージラインも

傾斜も高さもそして縫い上げ方も変更をし

かなり落ち着いたそして威厳を感じるような

ラインにいたしました。

 

 

ここには書ききれない細かな線の引き直しや

チューニングも行っております。

(詳しくは豊島までお願いします)

これまでご愛用いただいている方にも

さらに自信をもってご提案できる型紙ですので

ぜひこのアップデートは

ご体感いただきたいと思っております。

 

今後ともTailor Fukuokaをはじめ

このオリジナルパターン“オーセン”も

どうかよろしくお願いいたします。

 

 Tailor Fukuoka 豊島

Staff投稿者豊島 [Toyoshima]

東京都出身
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長