Blog

ブログ

2019.06.20

コットンの良し悪し~世界三大綿

【Tailor Fukuoka Ginza Blog】


皆様こんにちは。 


テーラーフクオカ銀座店の木村です。

 

先日、サイズの合わない靴を

売ろうと思ったのですが

自分の小さいサイズでは

やはり買い手も少ないようで

査定額は伸びませんでした。

分かってはいたのですが

少しショックでした。。

 

さて、本日はシャツ生地の定番素材

コットンについてのお話。

そもそもコットンとは、

そして“いいコットンとは”

という所をお話させていただければ。

 

①そもそもコットンとは

 


そもそもコットンとは同じ株から何度も

花を咲かせる多年草で、花はクリーム色をしています。

花の寿命は短く、3日ほどで地面に

落ちてしまいますが、

そのあとに青い実がなり、成熟すると

中から私たちのよく知る

コットンが出てくるのです。

 


また、この状態のことを

白くて丸い形状から、「コットンボール」

と呼びます。ちなみに

コットンボールは実の内部にある種

を守る役割があります。

②起源

起源については諸説ありますが

およそ8000年~5000年前から

利用されていたとされています。

日本に初めて綿が伝来したのは

8世紀末とされていますが

基本的には暖かい地域での

栽培が向いている植物であり

日本ではうまく栽培できず

中国からの輸入でしか綿を

手に入れることができず、

長い間、綿は高級品でした。

しかし戦国時代以降は綿の需要が拡大し、

日本でも栽培するコツを得て大々的

に生産されるようになっていきます。

③コットンの良し悪し、繊維長

 

お待たせしました。

ここからが本題

コットンの良し悪しについて。

 

コットンにはさまざまな種類があり

その生産地から、エジプト綿や新疆綿など

いくつかのブランド綿があります。

それでは、良い綿とはそもそもなんなのか

というと世界的にも有名な綿に共通することは

繊維長が長いことが挙げられます。

コットンとは原料の繊維の長さにより

いくつかの種類に分けられます。

正確には細かく分かれているのですが

おおよそ服地に使われるものは

繊維長が20mm~30mm弱程。

その中で、繊維長が35mmを越すものを

超長綿と呼びます。

 

 

生地を作る際、まず綿を紡いで糸を作り

それを織っていくのですが

糸にする際に繊維の終わりで小さな

節が出来き、繊維が長いほど

この節が少なくなり、それが生地にした際に

肌触りの良さになり、表面の節が

少なくツルッとし、光を綺麗に返すので

光沢も強くなるのです。

 

④世界三大綿

 

上で少しお話しましたが

コットンはその原産地によって

名前が付けられています。

その中でも、アメリカのスーピマ綿、

エジプト・ギザ地方のギザ綿、

中国・ 新疆ウイグル自治区の新疆綿

以上の3つは世界三大綿と呼ばれます。

1. スーピマ綿(Supima cotton)


ピマ・コットン(Pima Cotton)とは

アメリカ南西部で作り出されるもので

エジプト綿とアメリカ綿との

異種交配によって作られた品種であり

名前のピマは、産地である

アリゾナ州ピーマ郡、または

ネイティブインディアン(ピマインディアン)

に敬意を表すかたちで名付けられたのだとか。

また、その名前を謡えるのは

米国のスーピマ協会が定めた

厳正な基準を満たすものに定められています。

2. ギザ綿(Giza Cotton)


エジプトで採取されるコットンの

総称をエジプト綿と呼び、

高級綿の代表格とされることが多いです。

(恐らく一番よく耳にする綿ではないでしょうか)

GIZA(ギザ)とは、エジプト綿の種子名称で
開発順に1から番号付けされています。

中でも、GIZA45は、エジプト超長綿の中でも、

最も繊維長が長く、かつ繊維1本1本が細く、

年間約650トン、世界綿花生産量

の0.001%しか生産されない希少な原綿です。

繊維長がとても長いことで

均質、強度ともに優れ、適度な油脂分を含むことで、

カシミヤのようなやさしい風合いと

シルクに例えられる美しい光沢を生むのです。

また、さわり心地、風合いの良さから

ヨーロッパでは新生児用の贈答品に

昔からよく使われている素材です。
また、GIZA45の優れた原綿はすべて

手作業で摘み取られ、慎重な工程を経ていきます。

なかでも、夾雑物(きょうざつぶつ)

という不純物を女性が手で取り除き、

男性によって何度も空中に

高々と放り投げられる「ファラファラ」という

伝統の手作業を行っており、

それもまた柔らかな風合を生む要因のひとつ。

 

3. 新疆綿(しんきょうめん)

 

中国のウイグル自治区で生産されるは

雨の少ない環境で、山脈の雪解け水を

利用して栽培され手積みで収穫されます。

また、他の超長綿のような基準が無く

比較的、入手しやすいのも特徴です。

長くなってしまいましたが

簡単にお話するとこんな感じ。

生地にブランドがあるように

原料にもブランドがあります。


シャツを購入する際に

原料に着目してみても

面白いかもしれませんね。

 

テーラーフクオカのシャツ売り場には

様々な素材をご用意しております。

詳しくはコチラをご覧ください。

 

銀座店  木村

-----------

tailor-fukuoka-facebook 

Tailor Fukuoka